フラジャイル博覧会|荒井良二 原画展


《 開催概要 》

フラジャイル博覧会
荒井良二 原画展|絵本になる前の絵本

期間:2022年11月5日〜11月30日
場所:フラジャイル博覧会|オンライン展示室

今月のフラジャイル博覧会は、絵本作家の荒井良二さんによる原画展です。『絵本になる前の絵本』のために描き下ろされた23枚の原画は、どの一枚も絵本が生まれてくる予感で溢れ、荒井さん自身と”会ったことのない誰か”の記憶が混ざり合うような、なつかしい暗さと光に満ちています。今回は特別に荒井さんと選んだアンティーク調のオーダーフレームも販売します。

「一枚一枚の絵を描いて、その絵だけで一冊をつくろうと思った。それも、絵本のように始まりと終わりをしっかり決めることをしないで、これまで描いた原画をただ集めるのでもなく。あとで一枚の絵から一冊の絵本がつくれるくらいの、そんな絵を描いてみたいなぁって。」
———『絵本になる前の絵本』荒井良二 巻末インタビューより


FRAGILE BOOKS EXHIBITION


Profile

荒井良二  Ryoji Arai
絵本作家。1956年山形県生まれ。日本大学藝術学部美術学科を卒業後、絵本を作り始める。1999年に『なぞなぞのたび』でボローニャ国際児童文学図書展特別賞を、2005年には日本人として初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞するなど、国内外で数々の絵本賞を受賞。美術館での キューレーションから展覧会、NHK連続テレビ小説「純と愛」のオープニングイラスト、「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」の芸術監督など多方面で活動。主な絵本に『はっぴぃさん』、『ねむりひめ』、『きょうはそらにまるいつき』、『きょうのぼくはどこまでだってはしれるよ』、『こどもたちはまっている』など。日本を代表する絵本作家として知られ、海外でもその活動が注目されている。 

Photo by Masako Nagano



主催:FRAGILE BOOKS