耳付き紙縒束

Bibliographic Details

Title
耳付き紙縒束
Artist
Anonymous / 作者不明
Year
Showa era / 昭和期
Size
φ30 × h460mm
Weight
75g
Materials
Paper
Condition
Some of the paper may be bent. / 一部、紙縒が曲がっている場合があります

ヒモ状の薄い紙を、
撚って、あつめた、紙縒束。
そのままの立ち姿がいい。

こより、こより……、小さい頃は、ティッシュをこよりにしてクシャミを誘うくらいの悪戯道具としての認識しかありませんでした。流石に今となっては、もう少し紙縒について知っていると思っていましたが、いざご案内しようと思ったら、小さな時の認識にすこし毛が生えたくらいのものでしかないようです。

ものを束ねたり、括ったり、それで小物を作ったり、日常的な場面でつかわれてきた紙縒。これは耳付きなので、長ぐつなげやすくなっているのかもしれません。ただ現在では活躍する場面も減ってしまい、用途も限られいるので、括るための細く扱いやすい紙縒が一般的なようです。個人的には、このままの束の状態が好きで、もっと言うと、この束を更に自立する位まで太く束ねてしまおうか、と思っていたほどです。いつの日か、大きな紙縒の束がお目見えするかも知れません。勿論、使って下さることは大歓迎です。



Text by 都築 重則

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