開館40周年を記念して
韓国の民藝館が
とっておきの300点を紹介する。

温陽民俗博物館の開館40周年を記念して出版された本書は、2万点以上を収蔵する同館が厳選したとっておきの300点を紹介する図録。”韓国人のライフサイクル”や”韓国人の労働環境”、”韓国文化と制度”まで、写真を通してその奥深さを伝える一冊になっている。

フラジャイル的には、手のひらサイズの正方形、塩ビのカバーと銀箔の小口染にグッときた一冊でもあります。表紙にもなっているラタン（藤）のベストがまたとても良いです。

ソウルから電車で一時間ほどの距離にある「温陽（オニャン）民俗博物館」は、韓国初のフォークアートミュージアム（民俗博物館）で、児童文学などの出版社を興したキム・ウォンデの私設ミュージアムとして1978年に開館した。敷地面積は72,727平方メートルで、在日韓国人の建築家・伊丹潤が手がけた韓国国内で最初の建築物である亀亭（クジョン）アートホールをはじめ3つの常設展示室、特別展示室、野外展示場などがあり、民具など生活用品約2万点が所蔵されている。

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Published in celebration of the museum’s 40th anniversary, this catalogue presents a selection of 300 highlights from its collections. The artifacts are introduced in their order of display in the permanent exhibition halls, from “The Life Cycle of Koreans” and “The Working Environment of Koreans,” to “Korean Culture and Institutions.”